東京でのタクシーの営業ノウハウについて

営業ノウハウと言っても、普通の会社の営業職のように個人や企業に対して売り込みをかけ、自社の製品を購入してもらうように働きかけるというのとは、タクシーの場合、とりわけ東京のタクシーの場合は大きく様相が異なります。とりわけ東京と言ったのは、地方のタクシーの場合は、ドライバーであってもある意味でこのようなタイプの営業ノウハウも必要だったりするからです。というのも地方では配車がメインとなりますから、タクシー会社として配車を増やしてもらえるようにその地域の企業や個人に対して営業を行うことが欠かせず、これはドライバーについても自分自身の人脈を活かすなどの方法によってかなりの部分当てはまるからです。

もちろん東京でもこのような営業ノウハウはタクシー会社として見れば重要なのですが、ドライバー個人に委ねられる部分は少ないでしょう。ドライバー個人としては、配車を増やしてもらえるように直接的に何か営業を行うようなことはまず考える必要がなく、単に流しや付け待ちで自分のタクシーに乗ってくれるお客さんを増やすこと、売り上げを確保することだけに集中できるのが東京という都心部の大きな特徴です。となると、普通の会社の営業職のような営業ノウハウはドライバー個人には当てはまりません。ですが、当てはまらないからと言って100%完全に待ちの姿勢ではいけないというか、それでは結局のところ売り上げを十分に上げることはできなくなるでしょう。やり方こそ違えども、何とかしてお客さんにタクシーというサービスを使って欲しいと積極的な姿勢を見せることが大事であり、それは東京でも変わりません。

積極的とは言っても、こちらからお客さんに声を掛けたり、引っ張って連れて来るようなことはもちろんできません。そういう意味の積極性ではなく、いわば観察や分析になります。いつどんな時間帯に、どの地域では、どこに行こうとする人が多いのか、その中で電車やバスなどの公共交通機関ではなくタクシーを使おうとする人がどれくらいいそうなのかを考えることが東京のタクシードライバーの営業ノウハウと言えるわけです。これは簡単なようでいて決して一筋縄でいくものではありません。同じ時間帯でも曜日によって変わることもあるでしょう。快晴なのか雨なのかによって変わることもあります。周辺で例えばスポーツ、コンサートなどのイベントが行われているのかどうかによっても変わります。このような情報をしっかりと仕入れ、経験にも基づいて分析していくことが大事でしょう。